運気を失ったプロセス その2

hed

昨日の続きです。

大阪支店から最後通告となる呼び出しを受け、面談に
行ったその場に知り合いがいました。

それは、東京本店でリフォームを一手に引き受けている
息のかかった会社で社長の片腕ともいえるHという男で
した。

なぜ、この男が同席しているのか?

後でわかることになるのですが、東京の会社に勤めるこ
の男が前々からどうして大阪支店の中をしょっちゅうウロ
ついていたのか。

何でも話によるとこのH、新たに独立したらしく、大阪支店
から僕らが請け負っていた仕事を、今後はこいつが一手
に引き受けるという段取りになっていたわけです。

で、その男からこう言われました。
「取り分減ることになるけど、ウチの下でそのまま仕事を
継続しろよ」と。

独立したばかりで、仕事の出来る人材もなく、また、都合
のよい下請け業者もない。

仕事をよその業者に発注するとなると、それなりの賃金を
支払わないといけない。

で、僕を利用しようと支店長とつるんだわけです。

Hが絡んでくるとは思いも寄らなかったけれど、遅かれ早か
れいずれこうなることは分かっていた。

だから、使っていた連中には「心づもりをしておくように」と
言い続けていました。

なので、この男からの誘いがあった瞬間に、即お断りを
しました。何しろいけ好かない奴でしたからね。

それに取り分が半分以下だなんて、経費や材料代のこと
を考えると自分一人やっていくのが精一杯というのも断る
大きな理由の一つでした。

しかし、何といってもこの頃の僕はもう既に次のことを考え
ていて、「いずれは通販事業にチャレンジしよう!」と本気
で考えていたのでした。

しかも必ず成功できるという確信があったのです。

…夜もふけてきたので、今日はここまで。
続きは明日です。

今日もお付き合いくださいましてありがとうございます。

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