気功の大家の正体

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こんばんは。

インチキパワースポットの秘密を暴く男、
パイナップルJamです。

2014年もいよいよ最終日ですね。
掃除はしましたか?(笑)

運気を上げる最大のチャンスです。邪魔く
さがらずに隅々まで掃除をし、そして心も
一緒に磨いてください!

ということで・・・、
今日はインチキ霊能者に通ずる別の話を
書いてみたいと思います。

僕の知り合いの、それは偉大な先生のお
話なんですが…。

それでは、今晩もゆっくりどうぞ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

●気功の大家の正体

これは2008年ごろの話です。

どん底も最終局面を迎えようとしていた
時ですが、それは今振り返ってそう思う
だけで、当時はまだまだ、

どん底の真っ只中

といった心境の時でした。

ちょうどこの頃、僕の前には今まで知り
合った人達とは全然違うタイプの人間が
次々と現れるという現象がおきていまし
た。

ロクでもない投資話を持ちかける人間や、

「絶対儲かる新規事業があるから出資し
ないか?」

など、

今なら怒鳴り散らして追い返すような下
らない連中が現れては消えてということ
を繰り返していたのです。

Iさんもその一人でした。

この人はYさんと言う人を通じて知り合
ったのですが、初対面の印象は、

「何とも冴えない人」

といった感じでした。

年は50台後半。

よれよれのスーツを着て、不健康そうな
顔色をしてましたね。

薄汚くて、まるで、

浮浪者

のような雰囲気でした。

それもそのはず…。

後で知ったことですが、この人毎月数万
円で生活をしていたんです。

奥さんと二人暮らしなんですが、生活費
は奥さんのパート代に全て頼っているん
ですよね。

本人は仕事らしい仕事はしていない。

ただ驚きなのは、そんなIさんなんです
が、

なんと、

気功の大家

だというのです。

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で、それを裏付けるかのように、Iさん
の知り合いは皆凄い人ばかりなんですよ。

独立経営者、起業家、トップセールスマ
ン、何がしかの商品ブローカー

といった、そうそうたる顔ぶれが、みな一
心にこの冴えない人を

「先生」

と呼んで慕っているんです。

僕は信じられなかったのですが、皆がそ
んなに持ち上げている人なのだから、

「やはりそれなりの人なんだろうな」

と思うようにしていたんです。

僕にこの人を紹介してくれたYさん自身
も、

「あの人、気功の大家なんて言ってるけ
ど、ホントどうなんだろうな・・・」

と言ってる有様でしたけどね。

余談ですが、僕とYさんは、ある投資話
でそれぞれ大金をむしり取られた

「騙され仲間」

なんです。

Yさんは660万円を、僕はその約半分の金
額をそれぞれ、あるIT企業に騙し取られま
した。

本当に触れたくもない話なんですが・・・。

YさんとIさんが知り合いになったのも、
これも投資関連のビジネスセミナーにお
いてです。

実はYさんは、僕と知り合う以前に、
世間でも大騒ぎとなった

●●●通信

という会社に1000万円以上の投資をして
いました。

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この会社は当時爆発的に普及し始めたイ
ンターネットを餌に、ありもしない架空
のサーバを海外に設置するとでっち上げ、

そのサーバのオーナーになりませんか?
借り手は全て当社でまかないます。

と独立・起業を考えている比較的お金を
持った中高年の人をターゲットにした完
全な詐欺商法を展開していたのです。
僕は、この会社がまだ、

●●通信

と名乗っていた頃から、

「絶対に詐欺だ」

と確信していたので、

Yさんと知り合った頃、

「それで、配当とかはしっかり出てる
んですか?」

と興味津々に聞きました。

答は僕の期待を大きく裏切りました。

「毎月30万出てる。もちろん、最初の約束
の半分以下だけどな…」

「けど、もうぼちぼち投資した資金も回収
できるよ」

との返事が返ってきたのです。

この話を交わした頃は、

●●●通信の化けの皮が剥がれかけていた
頃で、世間でもその実態、

「金集めだけをしている」

事実が明るみに出始めていた頃でした。

僕はYさんに、

「良く配当が出てますね。」

と聞きました。

Yさんは、

「俺も助かったと思ってる。俺の頃は一番
初めの募集枠だったから良かったんだろ
うと思うよ」

と言っていました。

そして驚いたのは、出資して半年が経った
頃、サーバの設置先である

ソウル

に旅費から何から全て会社持ちで招待され
たというのです。

Yさんは苦笑しながら、

「これがあなたのサーバですって、部屋に
案内されたよ。他の人にも同じ事言って
たんだろうけどさ…」

と当時を振り返って聞かせてくれました。

そして、それから約1年後、同社は詐欺容
疑で摘発されました。

これは当時、ニュースでも大々的的に取り
上げられたので多くの方が知っているはず
です。

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と、こういった事実があったので、Yさんは
懲りなかったんですね。

そして、またまた後で騙されることになる株
式投資に関連したニュービジネスのセミナ
ーでIさんと知り合いになったのです。

で、僕はYさんを通じてIさんと知り合っ
たのですが、何故かこの人に気に入られて
しまい度々呼び出されるような関係になり
ました。

僕としては、皆が「先生」と呼ぶ人なん
だからさぞかし凄い話を聞かせてもらえ
るんだろうなと思っていました。

しかし…、

いつ会ってもこの人の話、おもしろくない
んです。

全然何も響くものがない。

成功者が持つ要素をこの人には一切感じ
られないんです。

会えば必ず、

「今こんな話がきている」、

とか、

「次はこんなプロジェクトを考えてる」

など、それはもうスケールの大きな話を
するんです。

しかし、毎回会うたびに話が違っていて
今まで話してきたことは、何ひとつ手付
かずなんですね。

毎回夢ばっかり聞かされるんですよ。

要するにこの人…、

単なるホラ吹き

なんです。

けど、一つだけ感心したことがありまし
た。

それは、一度大阪のホテルに呼び出され
た時のことです。

指定された部屋の近くには結構な人が集
まっていたんですが、ここでも皆さん、
口々に

「先生、先生…」

とIさんに挨拶をするわけなんです。

それもそのはず。

何とIさんは、ホテルの一室を借りて起
業家と起業家を結びつける、

ビジネスマッチング

を主催していたんです。

それも僅かな参加費で…。

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先生と呼ばれる謎はここにあったわけで
す。

この人の収入源は月に1回行われる
この縁結びの会だけ。

1か月数万円で生活しているというのも
頷けましたね。

何しろ2000円位の費用で20人くらいが集
まるだけの会ですからね。

部屋代払えば、数万円しか残らないです
よ。

けど、小さな規模でもこんな会を開催で
きることは驚きです。

僕はその手法を聞きました。

その手法は聞けば、

「なるほど、そりゃ一流の人が集まるは
ずだ」

と素直に思える素晴らしいノウハウでし
た。

これには、敬服しましたね。

けど、決してこの人のことを尊敬はでき
ませんでした。

何故って、この人いつも他人に飲食代を
たかるんです。

会うとミーティングしようと、いつも居
酒屋くんだりに出向くのですが、必ず

500円しか払わない。

残りは全部その場に居合わせる人に払わ
せるんです。

皆から「先生、先生」と言われているの
にですよ。

最も、みんなこの人がお金を持っていな
いことは知っている。

だって、自ら、

「私は皆が儲かればいいと思ってる。」

「ビジネスマッチングをやっているのも、
若い人たちに成功してもらいたいから
だ」

って、常に公言してましたから。

けど、僕と会うときは違うんだな。

話を聞いていると、言葉の端々から、

「お金持ちになりたい」
「成功したい」

という気持ちがビンビンと感じられるん
ですよ。

だから、いつも

「矛盾してるな~」

と思っていたもんです。

同時に、

「周りはあんなに凄い人ばかりなのに、
どうしてこの人ホラばかり吹いてん
だろ?」

と良く思ったもんです。

で、よくよく観察していると気付いたん
ですね。

その後、この人のビジネスマッチングに
参加していた人とも数名知り合いになっ
たんですが、その内の何人かがYさんと
同じことを言っていたんですよ。

そこで、「ピーン」とくるものがあった。

「なるほど、みんなIさんのことを先生、
先生と呼んでるけど、本気でそう思っ
てるわけじゃないんだ。

ビジネスマッチングで知り合える人間
だけに興味があったんだな…」

と。

そう、本気でIさんを相手にしている人
はただの一人もいなかったんです。

当然ですよね。潜在意識の項目の中でも
書きましたが、Iさんが本物なら、周りの人
達が放っておくはずがない。

本気で「先生」と呼び、慕っているなら、
これほど貧乏しているIさんを成功して
いる周りの連中が放っておくはずがない
ですよ。

ここでも、相容れないものは交わること
が出来ないという事が真実だと確認でき
るはずです。

言葉は悪いですが、Iさんは本当にただ
単純に利用されているに過ぎないのです。

が、Iさんには、そういった本物の連中
が持つ情報だけはバンバン入ってくる。

そして、自分は先生と慕われている。

挙句、自分がその情報所有者といつでも
タッグを組めると思い込んでいる。

だから、錯覚して大ボラ吹いて夢を語る
んですね。

誰からも本気で相手にされていないのに。

で、自分も内心では、以上の構図が良く
わかってる。

だから、僕は何度か見ましたよ。

ある情報や企画を持つ人が求める人材
をIさんがその人に紹介するっていう現
場を…。

勿論言うまでもなく、Iさん本人にその
力がないから他人を紹介しているわけで
す。

で、そんなIさんなんですが、ある日、
話が気功の事に及んだとき、見せてもら
った写真があります。

それは、Iさんの体から気が放たれてい
るっていう写真だったのですが、見せて
もらったのは、

ただの

オーラ写真

なんです。

雑誌やネットなんかで良く見かける、あ
の体の周りに原色の光が纏わりついてる
写真。

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それだったんですよ。

こんなものを常に持ち歩くこの人って、

やっぱりどこか壊れているんじゃないの
か~?

こんなものを

気が発している写真

だって堂々と見せるなんて、

人をバカにするにもほどがある

っていうもんだという事をわかっていな
いんでしょうかね。

もう完全にこの一件でこの人の相手をす
るのは終わりにしようと思いましたね。

で、この時なんですが…、

例の如く帰りに食事をたかってきたんで
す。

僕らは慣れっこになっていたんで、

お好きにどうぞ

という感じでご指定の場所に行きました。

確か3500円くらいでお寿司やパスタが、
「飲み放題、食べ放題」の店でした。

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でこの時、隣に女子大学生が2人で来て
いたんですが、I先生がこの2人に話し
かけて大層仲良くなったんですよ。

話は彼女らの学生生活から留学体験と続
いたんですが、最後はIさん自身の話に
なだれ込みました。

「自分は気功師である」と。

すると2人に突然、

「ちょっとあっちの壁に行ってこちらを
向いて立ってみなさい」

と言い出したんです。

2人は素直に壁際に立ちました。

続けてIさんは、

「もう少し前に来なさい。ああ、そこで
いい…」

などと指示し、彼女らを壁から2mほど
のところに立たせました。

用意が整うとIさんは、いきなり手のひ
らを内から外側に押し出すようなポーズ
を取り始めました。

つまり気を送っているわけですね。

で、何度かこれを繰り返していると、

あ~ら不思議、

女子学生の2人は前後に揺れ始めたじ
ゃありませんか。

そして、その揺れはIさんが気を送るた
びに激しくなる。

最後は2~3mの間隔をそれは凄い勢
いで「叫び声」を上げながら、前のめりと
後ずさりを繰り返していましたよ。

「何たる暗示か!」

僕はもうこの時、既にIさんのことを完全
に信用していなかったので、可哀想です
が、

この女子大学生2人が

本当のバカ

に見えました。

当のIさんはご満悦でニコニコと嬉しそ
うに微笑んでましたね。

一緒にいた仲間も、

「凄いな~!」

なんて言ってましたが、みんな本気には
していませんでしたね。

単なる社交辞令で言ったに過ぎません。

表情は冷め切ってましたから…。

けどIさんは嬉しくてしょうがないんで
すよ。

なので、この帰りには僕に気を送ってみ
ると言い出したんですね。

階段を上がる僕に後ろから気を送るから、
いつもより楽に上がれるはずだと言うん
です。

「面倒だな。臭い芝居しなきゃなんない
じゃないか…」

と思ったんですが、そんなこと言うわけ
にも行かないので素直に応じました。

結果はと言うと、

そんなもん何も感じません。

気のせいでも、

「何かの力が加わった」

なんて感じられない。

けど、にっこり微笑んで言いましたよ。

「先生凄いですね~。何か背中を押され
るような力を感じましたよ」

とね。

この後、ますます気に入られた僕はこれ
まで以上にI先生に頻繁に呼び出される
ようになりました。

しかし、相変わらず夢だけ語ること、周
囲の情報をまるで自分のプロジェクトの
ように語ることにウンザリし、

徐々に距離を置き始めました。

そして、呼び出しておいて度々呼んだこ
とさえ忘れて待ち合わせ場所にこないこ
とに遂に腹をたて、

「もう呼び出さないでくれ。
アンタのホラ話はもううんざりだ」

「話ばっかりで今までだって、何一つ実
現してないじゃないか!」

と暴言を浴びせて完全に縁を切ったので
ありました。

気功の大家の正体、

それは…、

貧乏神に魅入られた男

だったのです。

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覚えておいてください。

運のない人間には、このように貧乏神に
見初められた人間しか寄ってこないのです。

「花には蝶」、

と同じで、

「うんこにはハエ」

しか寄ってこないのです。

だから、僕はあなたには、

「花のような人」

になることを望みます。

僕がIさんに言ったのとは正反対の事を
人から言われる人になってほしいのです。

あなたの「思い」が本当ならそうなれま
す。

自力で運を切り開くことが可能になるの
です。

あなたの運が良くなりますように。
続く…。

 

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