成功者の思考レベル

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こんばんは。

松下幸之助を心より敬愛する紅玉りんごJam
です。

今日は再び、松下幸之助をテーマに成功者の
思考レベルを紹介してみたいと思います。

これを読めば、松下幸之助がどれだけ凄い人
か、どれだけ素晴らしい人か、また、どんな
にポジティブ思考の人だったのかが理解でき
るでしょう。

また、成功するための秘密も垣間見ることが
できると思います。

それでは、ごゆっくりどうぞ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

●成功者の思考レベル

「ひとことの力」:江口克彦著より引用

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幸之助は、「厳しく批判する人」を大事にした
「批判してくれる人は大事にせんとあかん」

立花大亀(だいき)という有名な老師がいた。
臨済宗大徳寺派顧問で政財界人と幅広い交友が
あった。2005年8月25日、105歳で亡くなった。

戦後、荒廃した大徳寺を再興した老師として有
名である。

当然、管長になる人であったが、ご承知のよう
に、禅寺、とくに本山の管長は結婚してはいけ
ない。

ところが、この大亀老師は「わしゃ、管長なん
かなるより、女のほうが好きだ」といって結婚
してしまった。

管長を捨てた強者(つわもの)。だから、発す
る言葉も周囲や相手を気にするという様子もな
く、いわば、「言いたい放題」。

そこが、かえって多くの政治家、経営者にとっ
て魅力的であったのか、政財界トップが交流し
ていた。松下幸之助も、そのひとりであった。

「商売人のくせに」と松下を批判

政財界の人たちが長い付き合いをしていたから、
この老師に、なにがしかのシンパシーを感じて
いたのだと思う。

とはいえ、松下幸之助の批が激しくなった時期
があった。「商売人のくせに」などというよう
なことを、何かにつけて言い始めた。

私は、禅僧の老師とはいえ、そういう発言はな
いだろう、と内心、不快、憤りを感じていた。

そのようなある日、松下が、私に、「今度、大
亀さんと食事しようと思うんやけど、連絡して、
予定をとってくれ」と言う。

さすがに、松下さんも、腹に据えかねて、大亀
老師に「一言、なかるべし」なのかと思った。
「ああ、きみも一緒に食べよう」。そこで3人
で食事をすることになった。

私は、どうなるものやら、と案じつつ、食事に
加わったが、老師が突然に、「松下君、立ちな
さい」。

松下が立つと、いきなり、その背中をトンと叩
いて「あんたは、姿勢が悪い。しゃんとしない
とあかん。背筋を伸ばしなさい」と一喝する。

松下は、笑顔で「姿勢があきまへんか」と言っ
て、自分で、背を後ろに伸ばした。「そうそう、
松下君、そういう姿勢を心掛けんと」。

次々に「松下幸之助批判」を展開

歳は松下より5歳若かったので、君付けはないだ
ろう、と私は、思っていたが、松下は、気にと
めることもなく、「大亀さん」あるいは「ご老
師」と言っていた。

食事が始まると、松下が笑顔で、

「ご老師、私もね、このごろ、まあ、こういう立
場ですからな、あんまり周囲のもんが、なに
も言うてくれませんのや。

それでね、今日、ご老師においでいただいたん
は、

なんか、私に注意すべきこととかね、あれ
はあかんとか、こういうことをせんといかんと
かね、そういうことがあったら、教えてほしい
と思いましてね」

と言う。

傍らにいた私は、呆気にとられた。あれほど、ひ
どく松下の批判をしているのを知っているのに、
と思った。

すると、ここを先途(せんど)とばかり、大亀
老師は次々に松下を前に、「松下幸之助批判」
を始めた。

松下は、

「なるほど、そういうところ、私も気ぃつけ
んといけませんな」「そういうことは、これか
ら注意しますわ」。

1時間ほど、松下批判をする大亀老師、「なる
ほど」と聞く松下。

「まあ、松下君、そういうことだ」と大亀老師
の話が終わったところで、松下が「いや、まだ、
ありませんか」と言う。

大亀老師が話す。と、松下が、「なお、ありま
せんか。ご老師の話は大変参考になりますわ」。

終わって、玄関から、門まで見送る私に、大亀
老師が言った一言がいまなお、私の耳に残って
いる。

「あんた、松下さんは、偉い人やな。あんな偉
い人はいない」。それ以降、大亀老師は、松下
を誉めることはあっても、批判することはなか
った。

批判者が応援者になる、松下流の人心掌握法

朝日新聞のK氏も、松下批判をする人であったが、
松下が、声をかけて、同じように自分の問題点、
欠点を教えてほしいと直接、話を求めた。

この人も、帰るとき、私に「松下さんは、凄い
ね」。

ともかく、松下幸之助は、自分を批判する人を
遠ざけるのではなく、むしろ、呼んで批判を大
いにさせた。結果、批判者が応援者になった。

これが松下流の人心掌握法かと感心した。

批判者を遠ざけるのではなく、むしろ、直接、
丁寧に批判を聞く。

そして、その批判を聞き流すのではなく、しっ
かりと受け止め、納得のいくことは素直に、み
ずから改める努力をしていた。

松下は、私が経営者になってから、時折、こう
言っていた。

「きみな、一生懸命、経営をして成果を上げて
いるけど、自分で気づかん問題点もいっぱいあ
るわ。

だから、いろいろ批判する人も出てくるけど、そ
ういう人を大事にせんとあかんよ。

部下でも同じことや。周囲は、ええことばかり、
きみのご機嫌をとるようなことばかり言うわ。

まあ、すすんで、経営者、指導者に、諫言して
くれる部下とか、直言してくれる人を大事にせ
んとな。

家康も、主君に対する諫言は、一番槍より値打
ちがあると言うてるやろ。あんた、こういうこ
とに気を付けないとあきませんよ、

こういうところは直さんとあきませんよ、とい
うそういうことを言ってくれる人を、意識し
て大事にするということやね」

松下幸之助という人は、さまざまな批判を素直
に受け止めながら、それによって成功したと言
えるかもしれない。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
以上です。

いかがでしたか?
「凄い!」、「素晴らしい!」の一語ですよね。

この本の作者の江口克彦氏は、晩年における松
下幸之助の側近中の側近で、20年にも渡って、
氏と時間を共有し、

就寝前には直接このような教えを、談笑を交え
ながら松下氏より授かっていた人なのです。

それにしても、この話は本当に凄いとしか言い
ようがありません。

もし、氏が結果を分かって、批判者を招いてこ
れらの事をやっていたのなら、もう神としか言
えないでしょう。

その様子は、さしずめ、神が愚かな人間をやん
わりと諭し、目を覚まさせてやっているという
様相です。

また、そうではなく、文中にあるように、本当
に「批判してくれる人を大事にする」という精
神の下にこれらを実行していたのなら、

それはそれでやはり神レベルの思考に基づ
いた行動だとしか表現のしようがありません。

松下幸之助の逸話には、このような話が尽きな
いくらいあるのです。

これはやはり、努力や訓練で身に付くものでは
ない。

ということで、松下幸之助のような人は、どう
考えても神に選ばれ、使命を与えられてこの世
に送られた人としか思えないわけです。

松下氏は、「人間は90%は運命」と考えていた
と言います。

しかし、努力の効用についてもちゃんと認めて
おり、その見識は間違いのない見事なものでし
た。

努力については、このブログでも今までにも何
度か取り上げました。

また、決定的な真実もお伝えしました。

しかし、ある事を知れば、あなたも松下幸之助
氏のような積極思考を完璧に身に付ける方法が
あるのです。

それは、下記のプレゼンファイルに全てが書か
れています。

このブログの常連さんは、もうよくお分かりで
すよね。

この記事を新たな発奮の材料にしてください。
そして、少しでも松下幸之助のように、ポジテ
ィブな思考、行動が出来る人になってください。

あなたの運が良くなりますよう…。

続く…。

 

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