運気を失ったプロセス その1

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では本日より、いよいよ本題に入って行こうと思い
ます。少々長くなりますが、お付き合いよろしくお願
いします。

僕は昔、自分で独立して生計を立てていました。

名前は伏せますが、TVで頻繁にCMを流している某
大手企業から仕事をもらっていたのです。

職種はといえば、リフォームだったのですが、僕自身
は当時リフォームとは全然無縁の営業職に就いてい
ました。

が、縁あって独立の話が持ち上がったため、不安を覚
えつつも「人生最大のチャンス」と感じ、何とかこのチャ
ンスをものにしようと、ズブのド素人が見様見真似で全
く畑違いの仕事を手掛け始めたわけです。

で、結果はというと…、
もちろん大成功でした。だって、上場している一流企業
から仕事を与えてもらっていたわけですから。

あまり書くと自慢話になってしまうので、詳しいことは伏
せますが、とにかく、そのような企業に面倒をみてもらっ
っていたおかげで、最盛期には人を4人使うまでになりま
した。

しかし、良いことは長く続くわけではなく、数年後に僕の
お世話になっていた大阪支店の支店長が移転となり、代
わって入れ替わりとなった新支店長との間で面談が行わ
れました。

そこで次のような言葉を突き付けられたのです。

「このままウチと取引したいなら、当社の物件を買え!」

いわゆる不動産ですね。
バラしてしまうとマンション経営ってやつです。

で、突き付けられた要求を詳しく聞いてみると、一番安い
物件でも1億4千万円だという。

とてもそんなもの買えるわけがない。
第一、ローンだって組めないでしょう。

しかし、そこは会社の融資で何とかなると言う。

というのも、その会社は賃貸用の物件を売るのが仕事で、
実際に多くの資産家や成功者などが顧客として存在して
いたんです。

だから、あとは「イエスかノーかの返事をしろ」と迫ってきた
のです。

とは言え、とても即決できる話ではないですよね?
2~3千万位の戸建を買うのとは訳が違う。しかも経営に
失敗したらどうなるのか?

実はその辺についても、実においしい話が用意されている
んです。実際、そのシステムで多くの芸能人がその会社の
物件を所有してましたから。

しかし、だからと言って、「はい、そうですか」とは言えない。
こっちは芸能人でもなければ、資産家でもなんでもないわけ
ですから。

なので、その日はやんわりとお断りしたんですが、それで
済むはずはありません。だって、僕は目を付けられてしまっ
ているんですよ。

仕事を保障して物件を購入させるのが、その支店長の最大
の狙いだったわけです。
おそらく過去もそうやって成績を上げてきたんでしょう。

で、そうこうしている内に、やはり最後通告を出される日が
訪れました。

・・・と、ずいぶん長くなりましたね。

すいません。
まだまだ続きがあるので、今日はここまでということで…。

続きは明日書きますので、もし、よろしければ明日もお越し
くださいませ。

今日はお付き合い頂きまして、ありがとうございました。

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