運気を失ったプロセス その9

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その9

「頭脳商法」との出会いは、まさに驚きの出会い
だった。

この書籍との出会いは、自分で掴み取った通販
への確信に決定打を与えるものだった。

最悪、商材が見つからなかったら、この本や、こ
の本の中で紹介されている商品を見習って、自分
で商品を作れることを学ばせてもらったのだから。

しかし、実績のない自分にそんな大それた事が出
来るだろうか?

無名の人間が作った商品に世間の人が反応を示し
てくれるだろうか?

そして何よりも一番感じたのは、売れる裏付けの
ない商品に膨大な広告料と製作費を費やして良い
ものかといったことだった。

これらを考えると、やはり自分で商材を作るのは
リスクが大きかった。

しかし、この頃の僕は、まだ運に見放されていな
かった。

いや、運に見放されていなかったどころか、むし
ろ運を味方につけていたのだ。

それは、リフォームから撤退して3カ月が過ぎた
頃の事だった。

自宅で購読していた日経新聞の広告欄に、雑貨卸
を営む商社の代理店募集が掲載されていた。

雑貨の卸とはおあつらえ向きだった。

加えて、独立事業を志す人に向けて書かれたその
広告にも魅力を感じた為、何の迷いもなく説明会
への参加予約を入れた。

説明会当日、期待に胸を弾ませ、目的の会社に出
向いたのだが…、

そこで、またもや驚きの体験をすることになる。
続く…。

 

 

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